Sunny Sometimes Bipolar Disorder

躁鬱病(双極性障害)筆者の日々を綴ります。連絡はTwitterまで!Twitter@hattix0828

Sunny Sometimes Bipolar Disorder

治らない病

危機感の高まり

現在の仕事は5年目に突入している。

先日、2019年に入ってから三度目の病気休暇をとることに決まった。

今は7月末、二ヶ月の病気休暇を二回とっているため、三ヶ月しか働いていない。

なぜこんなことになったのだろう?

 

治ったと実感して、確信しても再発する

直近の病気休暇では、精神の状態は良化した。クスリも飲まなくてよいほどだった。

社会生活を活発に送れた。

そのような状況なので、自分としても余裕を持って職場復帰をした。

しかし。

復帰初日から強烈な精神発作を確認する。一ヶ月ぶりだ。

認められる症状は頭痛、意識混乱、精神不安、吐き気、幻視とめまい、である。精神疾患らしい症状が並ぶ。

一度発作を起こせば、一日中不調になり、発作も繰り返す。

こういった時は、公の場では、できるかぎり普通を装う。

皆、経験していることだろう。精神疾患の方は、素直に不調を表すことはできない。理解されず、迷惑と感じる方ばかりであるからだ。

なので、理解される範囲を考えて、演技を交えたアピールを必要とする。

 

それでも良くなっている

意識は混乱と苦痛と戦っている。

そんななか、私は「以前よりは良くなっている」といった部分をみつける。

眼底の痛みだ。三叉神経の痛みであり、群発頭痛と判断され、特別な頭痛薬を処方されている。ロキソニン等のクスリは効き目はないからである。

その痛みは発作のたびに起きていた。しかし、もう感じない。

群発頭痛の痛みは「人類史上最悪の痛み」として有名である。実に20年間の付き合いだ。

診断に至ったのは去年である。医師からは「今まで辛かっただろうね」と述べられた。

たしかに、辛かった。処方されたスマトリプタンは素晴らしい効き目であった。

けれど、不思議なことに、頭痛に耐える精神力は磨かれていて「またいつもの頭痛だ。しばらく動けないぞ」というくらいの捉え方で対応できていた。

実際の群発頭痛患者は、のたうち回るか、じっと耐える。というのだから、私はずいぶん動けるほうだと感じる。

 

職場復帰をして二週間

どうあがいても、毎日、強烈な精神発作に見舞われて、フルタイムで働けない。早退と休みの繰り返し…。

復帰前は手応えを感じていたから、職場には「必ず良くなりますから」と伝えていた。

しかし、未来はヒトの範疇では予想できないものだ。

結果的に、仕事をこなせず、混乱させるだけの状況になってしまった。

恥ずかしい気持ちではあった。しかし、職場復帰をトリガーとして不調に陥った。と考えざるを得ない。

こういった状況は、私は慣れている。同じようなパターンで失職しることは過去にあった。

障害者枠で雇ってはいただいている。だから退職を告げられることはなく、むしろ「協力して過ごしやすい職場にしていこう」という企業側の姿勢には敬意を表する。

 

退職を覚悟の上で

三度目の病休に入る。それに合わせて、私は退職を真剣に考えている。

職場はきれいに片付けて、存在の跡を消した。

つまりは「諦める」ということだ。

執着を消し、後は時間の流れに任せる。こうすれば「期待」はなくなる。

期待しなければ不安もなくなる。表裏一体の感情であるから。

これからは、一刻、一刻を楽しもうと思う。過去と未来のない。瞬間を。

その先に何があるかは、お楽しみ。

でも、僕は期待はしない。