Whatever
The Beatlesという伝説的なロックバンドがある。もはや説明することはない。世界で一番有名なバンドじゃないだろうか。僕は高校生時代にハマった。一番好きな曲はThe Fool On The Hillという地味な曲だ。一聴したときから大好きで、今でもたまに聴くし、癒される。歌詞の和訳は知らない。もしかしたら暗い内容なのかもしれない。
The Beatles - The Fool On The Hill - YouTube
The Beatlesといえば、現代ではOasisというロックバンドが影響を受けているといわれる。Whateverという曲を聴くと、イントロからしてなるほど、モロにビートルズの影響を受けているのがわかる。WhateverはSONYのCMソングとして使われていた。
Whateverが収録されたオムニバスCDに「CM STYLE-Sony CM Tracks-」というものがある。この時のSONYは神がかったようなCMを連発していて、売れに売れまくっていた。ローリン・ヒルのMDのCMなどは印象的である。もちろんCDに収録されている。SONYはこのあたりが頂点だった。今はSONYのブランド力は特にチカラはない。
SONY MD RED HOT Lauryn Hill - YouTube
その全盛期のSONYを感じとれるのがこのオムニバスCDだ。素晴らしい名曲で埋め尽くされていて、Amazonのレビューでは星4.5をとっている。確かこのCDが発売した頃にはAmazonはまだなかったはずだけれど、31人ものヒトがレビューをしているあたり、相当いい内容なんだろう。僕だったら星は5点満点で5点を付ける。
ローリン・ヒルやオアシス、アンダーワールド、ダフト・パンクと有名どころが入っているけれど、YOSHIKA - Jolieもいいメロディーだ。原曲があって、Funkの名曲だ。
YOSHIKA Jolie [Medium F.B.O.P Ver.] - YouTube
同じく収録されている Love - Janet Kay という曲もFunkの名曲。愛おしい音楽とはこういったものをいうといった感じの切ない曲調である。
Funkというジャンルは面白い。今もまったく色あせない名曲がゴロゴロしている。
憂鬱と哀愁という気持ちの感覚は似ている。なんだかこころに空虚な空間がある。何かが満たされていないような感覚だ。 僕は先日にうつになって、明るい曲をひたすら聴いて心を持ち上げようとしていた。
たとえばヘルソング、バスケットケースなどを聴いたりしていた。単純明快なメロコアだ。軽快なリズムが気分を軽くさせる。
Sum 41 - The Hell Song - YouTube
Green Day - Basket Case [Official Music Video] - YouTube
そのうち僕は憂鬱と哀愁の類似点に気づき(うつなのに余裕があるものだ)なにか切ない曲を聴けば、気持ちは憂鬱から哀愁のあるおっとりとした気分になるかもしれない。と、たくらんだ。
花*花の「さよなら大好きな人」を聴いてみた。なんとも切ない。気分は上がるはずがなかった。次にJUDY AND MARYのLover Soul を聴いてみた。またまた切ない。
どうやら、憂鬱と哀愁には大きな隔たりがあるらしい。結果として余計に気分が暗くなるだけだった。
さよなら大好きな人 花*花 (2012) - YouTube
Lover SouL JUDY AND MARY - YouTube
しかし、どうやら「音楽を聴く」という行為に集中したことが功を奏したらしい。集中力がうつを吹き飛ばしていった。それでも、気分はやや暗い。うつという最悪な状況を脱した程度だったけれど、それはそれでよかった。音楽療法は一定の効果があるとわかった。
うつの状態だと、集中力はまったくといっていいほどでない。気分はひどく散漫で、文字ではなんとも形容しがたい「うつ」という気分に支配される。うつなのだ。憂鬱ではなく、うつ。
僕は躁うつ病だ。障害者手帳をもっている立派なキチガイである。躁うつはたまにうつが襲ってくる。僕はまだキッカケ、トリガー(引き金)というものを理解していない。睡眠不足や低気圧が悪い気分を持ってくるのはうすうす感じてきた。
キチガイとは差別用語だ。Wikipediaで内容を調べていたら、ザ・ブルーハーツの「終わらない歌」の歌詞に「終わらない歌を歌おう キチガイ扱いされた日々」という部分があることに気付く。
ちょうど大サビにあたるところで、キチガイという言葉にはギターの音が意図的に被り、歌詞が聞き取りづらくなっている。注意して聴いてみると面白い。
こんなところに大人の事情があったのかと。
- アーティスト: オムニバス
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2003/03/26
- メディア: CD
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