Sunny Sometimes Bipolar Disorder

躁鬱病(双極性障害)筆者の日々を綴ります。連絡はTwitterまで!Twitter@hattix0828

Sunny Sometimes Bipolar Disorder

セロクエル


午前の日記が2,000文字になったので、今日の日記は2部構成にする。
午後からは簡単な事務仕事を命ぜられた。
昨日は鬱だった。今日は鬱ではない。8時間睡眠をとった結果、気分はフラットになった。
そのために気分が晴れ晴れとしている。外の天気は大雨だが。

躁うつ病のヒトたちにとってフラットは快調といえるだろう。
見方を変えると、一番いい時期とも感じる。波がないからだ。
躁うつ病には波がある。気分が良くなったり(躁)、悪くなったり(鬱)する。
この波を抑えるのが最善の治療法とされ、様々なクスリが処方される。どれも神経伝達物質の濃度を調節する機能を持つ。
僕の場合はセロクエルエビリファイで両方とも「非定型抗精神病薬」だ。
このクスリがどれだけ害があるのかが、よく分からない。
脳内の神経伝達物質に作用するのだから、いかにも体に悪そうなものだけれど、実際のところ副作用がどれほどのものなのか、記述してあるサイトを見たことがない。どのサイトもリスト化された副作用一覧が書いてあるだけで、細かく説明はしていないのである。
僕が知っているのは非定型精神病睡眠薬よりも害が少ないということくらいだ。主治医が以前そう言っていた。

僕は薬剤師になるのが夢だった。つまりクスリが大好きなのだ。
しかし、毎日、脳の中身を操作するクスリを5錠飲んでいると、さすがに脳になんらかの副作用が出ないか心配になる。
それでも、僕の飲んでいる量は、一般的な精神病患者の中では少ないほうである。

半年くらい前、セロクエルを毎晩25mg飲んでいたのが50mgになった。倍である。僕が「眠りにくくなった」と言ったら先生が量を増やすというのだ。何の相談もない。即決だ。「そんなに簡単に倍量にしていいのか」と思った。
セロクエルには「抗ヒスタミン作用」というものがあり、眠気を引き起こす。花粉症のクスリが眠くなるのと同じだ。
僕はその、セロクエルの副作用を利用して眠る生活を送っていた。一般的な睡眠薬のように依存症が無いばかりか、副作用も少ないらしい。
少なくとも、主治医は危険なクスリとしてみていないようだ。
精神病のクスリには、離脱症状がひどいものがあったり、血糖値を高めたり、血中濃度を図る必要があるものがあったり、過食になったりと、大丈夫なのか?というものも多い。
ちなみに、セロクエルは安全な方だけれど、過食が問題となっている。

何年もクスリを飲んでいて症状が改善しないと、ヒトはクスリに対して疑問を持ち始めるらしい。
「クスリを飲まないほうがよい」という自己診断を下すヒトがいる。実際に弾薬してみたりする。
でも、それで良くなったという話は聞いたことがない。
僕は11年間クスリを抜いたことはない。怖くてとてもやる気にならないといったところが正直な気持ちだ。

僕が本から得た知識の中で「これはいけるのではないか」という、クスリなしでうつを治すという方法がある。
それは、毎日、2時間ほど過酷なトレーニングをするというものだ。
2時間も過酷なトレーニングを行なう時間もやる気もないので自分で試したことはない。
だけど、僕の直感では効くのではないかと思う。本の名前を忘れているので紹介することができないのが心残りだ。

仕事が終わる。今週も終わりだ。僕は6月1日から今の仕事に就いたので、丁度3週間になる。6月もあと僅かとなった。
長い間フリーライターをしていたので、社会という組織が久しぶりだ。だけど、人間は適応していく。
3週間にもなると、緊張感は薄れて、仕事中にLINEをする余裕までできた。
一匹狼の気楽さもよいが、組織に属する安心感もいいものだと、しみじみ思う。