◆シャグブレンド◆真夏の疲れを癒やすメンソールを目指した手巻きタバコ

3種類のブレンド

今から作るのは「甘くて爽やか」といった特徴のシャグである。
3種類のシャグを選んだ。

STANLEY RASPBERRY x COLTS CLEAR MENTHOL x SURFSIDE PINACOLADA

スタンレーラズベリー

スタンレーラズベリーをメインとしたメンソールタバコを作りたかった。
ラズベリーの香りの良い傑作シャグだったからだ。
スタンレーラズベリーは喫味の吸い出し時に微かなバニラの味を感じる。
その為、バニラの要素を少し強め、甘さを引きだそうとした。

ピニャコラーダ

ホワイトラムに、パイナップルとココナッツミルクをブレンドしたカクテルのフレーバーのシャグである。
感じるフレーバーはココナッツのよく効いた甘い香り。
バニラの持つ香りに似ていたので、隠し味として使う。

クリアメンソール

メンソール風味を持たせるために使う。

まずは解体から

スタンレーラズベリーの残量の不足から、巻き終えてあったものを解体する。 さらに、ピニャコラーダは燃焼剤入りのペーパーで巻いてあり、なかなか吸わなかった。
こちらも解体する。

配合比は 5：1：2

配合比率はラズベリー5、ピニャコラーダ1、クリアメンソール2とした。
スプーンスケールで計測していく。

スタンレーラズベリーは12.3g
この数値をiPadを使い計算する。

ピニャコラーダは2.5g（端数切り上げ）だ。

クリアメンソールは4.6g

ドリテック(dretec) 【容器を使わず手軽にはかれる】 スプーンスケール ホワイト PS-031NWT

念入りに混ぜる

この作業は一番肝心である。そして一番つまらない。 なので、およそ5分の音楽を聞きながら混ぜる。

これでよいだろう。

ローリングボックスとリコリスペーパーで巻く

今回から初登場となるのは、ジグザグのローリングボックス。
持ち運びができると知り、入手した。
ローリングボックスでの手巻きに慣れるための練習を兼ねて、さっそく巻いてみる。
ペーパーはスモーキングリコリスを選んでみた。

柘製作所(tsuge) ジグザグ ローリングマシーン #78581

全然うまく巻けないローリングボックス

最初は失敗は付きものと考えていた。なので5、6本連続で失敗してもなんとも思わない。
しかし、10本連続を超える失敗によって、心を砕かれた。
ローラーで巻くことにしよう。

失敗した大量のリコリスペーパー

リコリスペーパーをいつものローラーで巻く

気を取り直して巻き、すんなりと一本できた。
さてと、ドンドン巻こうと気合いを入れ直す。
するとトラブルの発生。リコリスペーパー切れである。

ここで一旦ストップ。

味見をしてみる

ペーパー切れは仕方ない。巻き終えたので味見をしてみよう。
「シュポっ」
火をつける。
強烈な巻紙のタール臭。リコリスだ。
不味い。なんという不味さか。巻紙だけでここまでダメになるとは。
すぐに火を消して、タバコを解体した。

RAW classic と ブルーベリーフィルターで巻く

巻紙の味でフレーバーの良さを感じ取れなかった。
なので、ロウクラシックで巻き直した。
フィルターはブルーベリーメンソールフィルター。

全て巻き終わった。40本くらいだろうか。

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RAW　ロー 手巻き用クラシックローリングペーパーシングル70mm シャグ 喫煙具

再度、味見をしてみる

さてと、紫煙をくゆらせる…。 「…想像どおりや！美味い！」
吸いはじめこそ少し辛いけれど、メンソールの心地よい冷感と、ごくわずかなヴァニラの香り。
そして、リラックスするラズベリーの甘い香り。
吐くケムリはよりいっそうラズベリーを感じ、最後はタバコのフレーヴァーで終わる。
素晴らしい味を作れた。
しかし、欠点はある。
ケムリの香りはお香の様に甘いため、自分のまわりはとても甘い香りで満ちてしまう。
この香りに不快感を感じるヒトは居る。
そういった点を考慮されたい。
味は保証できる。