100円の本
今日は10月2日、気候がよくすごしやすい日だ。
天気というものは精神と深い繋がりがある。雨の日は誰しも憂鬱になるはずだ。
とあるビジネス本には「雨の日こそチャンスに思え」という内容の記事が乗っていた。米国のトップセールスマンは雨の日こそチャンスと捉えて成功を手にした。とあった。
今考えれば「そーかそーか」といった話である。
雨の日こそチャンス?「なるほど」と言えるわけがない。雨だったら外の作業はなにもできないではないか。そもそも気分が憂鬱なのでチャンスと思うことはできない。
自己啓発本にはしばしばこういう「むちゃくちゃな精神論」を唱える内容のものがある。まるで催眠術でもかけるかのようだ。
こうすればうまくいく。こういう考えかたで動いてみよう。などなど。
これだけけなしておいて何だけれど、僕は自己啓発本が好きである。僕が尊敬しているブロガーの方は「自己啓発本こそ時間のムダ」とこき下ろし、かわりに有川浩の小説を紹介していた。
僕はまったく逆のタイプといえる。小説はあまり読むことはない。
だから、小説を読んだほうがためになるとは思わない。どちらかというと昨日読んだ「双極Ⅱ型障害という病」というような教養を高める本のほうがよいと思う。
ジェームズ・アレンという作家がいる。このかたは自己啓発本のなかでは一定の評価を受けている。
僕が持っているのは
・きっと!すべてがうまくいく
・「原因」と「結果」の法則
- 作者: ジェームズアレン,James Allen,坂本貢一
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
- 購入: 48人 クリック: 764回
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という2冊だ。どちらも100円で購入した。評価は高いが流通量が多いため、値段は安くなっている。
内容は、正直にいうと忘れた。ただ「何かあったときのためにとっておこう」という気にさせてくれる内容であった。心が疲れたときに読むには最適だと感じたのだ。
内容を覚えていない本を紹介している自分に驚いている。なんと無責任なのか。まあ単純に「100円で買ったけれどそれ以上の価値があった」と思えるものだったのでオススメしているのだけれど。これでいいのか。
これでいいのだ。
何も毎日更新のブログで素晴らしい内容ばかりを追求しても息が切れる。
玉石混淆な内容のほうが生の迫力を感じるというものだ。