Sunny Sometimes Bipolar Disorder

躁鬱病(双極性障害)筆者の日々を綴ります。連絡はTwitterまで!Twitter@hattix0828

Sunny Sometimes Bipolar Disorder

ゲームとは何か

昨日は、ネタがない状態から30分ほどで、約1700文字のブログを書くことができた。というのは日が変わる直前までゲームをしていたから、短い時間で書かざるを得なかったからである。
それにしても、ブログ作成のレベルの向上を感じている。
さすがに3ヶ月の間、毎日欠かさず書いていれば、スラスラとは言わないけれどブログを書くチカラがついてくる。
自然の摂理といえるだろう。

MMORPGオンラインゲーム(以下 MMO)をやっていると、ネトゲ廃神(はいじん)といわれるすごいヒトがいる。メチャメチャ強いヒトのことである。ゲームの中で高い地位や権力を持っている。

強さが青天井で、育成にとんでもなく時間がかかるのがMMOの特徴だ。その育成を楽しむのが醍醐味といえる。
育成には、昔のゲーム、たとえばドラクエでいえば「はぐれメタル狩り」みたいな、単純作業の繰り返しが必要だ。修行のようなものである。
廃神になるヒトは、信じられないほど時間と努力を費やしていて、思わず尊敬したいほどである。

しかし、MMOという趣味はまだ社会的認知度が低い。低俗な遊びと大多数のヒトが思っていて、ときに嘲笑の対象になる。
いまだに「ゲーム=オタク」といった印象を抱いているヒトが多いのだ。それに、プレイヤー側も社会的に自慢できるとは思っていないヒトが多く、廃神と差別的な表現で表されるし、それでいいと自虐的なヒトも多く存在している。
だが、趣味は趣味だ。趣味に没頭した結果、自虐的である必要はないだろう。日本はゲームに対して厳しすぎる社会性を持っているといえる。
海外ではプロゲーマーといわれるヒトがいて、職業になっていたりする。スポーツという文字を冠して、E-Sportsと呼ばれ人気も高い。

ゲームというものは日本が最先端だった。言わずと知れたファミコン任天堂が開発したものだし、世界に誇れるカルチャーだった。
それが今や、海外勢に惨敗している状態である。これは日本の社会がゲームに対して理解をしなかったことが大きいと感じる。ゲームは陰気で体によくないものだとマスコミが広めてしまった。団塊の世代などはモロにこの影響を受けていて、ゲームを毛嫌いするヒトが多い。

ゲームを2時間くらい休みなくやっていると疲れる。血糖値の低くなるのが分かる。眼精疲労、頭痛がしたりする。
他の趣味で2時間ぶっとおしでやって疲れないものがないだろうか?映画でさえ2時間が限界に感じる。観終わったら疲労感を感じるハズだ。「ゲームが体に良くない」というのはまやかしである。

ゲームにのめり込み過ぎて社会生活に支障をきたすということはある。のめり込みというのも、他の趣味に共通する。読書にハマりすぎて寝不足ということもあるだろう。

MMOのよくない部分は「ギャンブル依存症」に似たところがあるということだ。支払うお金も青天井になっているものが多い。月に何万円という額をゲームに支払ってしまい生活が困窮するということがあり得るし、社会問題化してきている。
病的にまで面白いものにゲームはなってしまった。いまではスマホでゲームを気軽にできるようになり、身近な存在となった。スマホの性能がフルに活用されているのはゲームの分野だろう。

「ゲームは適度に楽しむ遊びだ」と昔からいわれてきた。昔はそれでよかった。
しかしこれからは「テレビゲーム中毒、ネットゲーム依存症に注意」といった風潮になるだろう。何らかの規制が入るか、自主的な規制をする段階にきている。

ゲームが生まれて40年余り、ドンドンと進化を重ねて独自のエンターテイメントを提供し続けてきた。
その結果、華々しい楽しさを生む遊びとなった。
ただ、ギャンブル性や射幸心を煽るゲームが出来てきてしまい。やりすぎると有害なものも多くなってきた。
ゲームは昔いわれてきた陰気でオタクな遊びから、明るく一般的な遊びになるハズだった。

やっぱりそんなうまい具合には行かないのだろう。まっとうなエンターテイメントだったはずのゲームは、ヒトを狂わす可能性のあるものに変貌しようとしている。

僕はゲームをして育った。楽しい時間をたくさん提供してもらった。
これからも1ユーザーとして、生活に支障をきたさないように注意して遊びたいと思っている。
まったく、楽しすぎる遊びだ。