生涯に費やす移動時間は創造力に影響する
はじめに
僕は1年間の契約社員として、働いている。
これから言うことは夢だ。しかし実現は可能である。
夢の計画
契約が切れたら、奄美大島に移り住むという計画を立てている。
奄美大島の行政がクラウドソーシングのフリーランスの人材を募集している。奄美市では「フリーランスが最も働きやすい島化計画」がこれから行われる予定だ。
薄給で休みなしを覚悟すれば、フリーライターで生計は立てられる。
それに、困窮してしまって暮らせなければ、帰ってくればよい。
産業をつくりだしたい奄美大島
奄美大島は日本で3番目に大きな離島だ。自然が多く人口は約64,000人が住んでいる。
ただ、産業がこれといってないという離島ならではの問題を抱えている。その問題解決のために目をつけたのがクラウドソーシングという働き方である。
クラウドソーシングは孤独との戦い
クラウドソーシングによってフリーランスで仕事をするというのは、かなり孤独であって、それが長所でもあり短所である。
困ったときに頼るところがない。しかし、今回の奄美大島の取り組みはクラウドソーシング大手のランサーズと奄美大島が協力して育成するというバックアップがある。コワーキングスペースの整備など、具体的なプランもあり、期待をよせている。
たくさんの問題
しかし問題は山積みだ。リスト化して考えてみよう
・報酬が安い
・高いスキルが求められる
・島国という風土
・一人暮らしの経験がない
・ミニマリストにならざるを得ない
・ホームシックが心配
・知り合いがいない
これくらいだろうか。
ミニマリストっていう流行語
ミニマリストは最近ブロガーがよく話題にしている言葉である。物を持たない暮らしをするヒトを指す。生き方のひとつとして注目を集めている。
確かに、奄美大島にクラウドソーシングのフリーランスで移り住もうなんていうのは究極のミニマリズムだといえる。
iPhoneとMacBook Airしか持って行けないだろうし、仕事でもMacBook Airを使うだけだ。なんせ離島なので物を持ち込めない。輸送費が莫大にかかる。小さな物を運ぶだけで、他は現地調達だろう。
ただ、奄美大島にはGEOもあれば、ヤマダ電機も存在している。一定のものは手に入る環境にある。その点は安心だ。
そして、クラウドソーシングを推進というだけあってフリーWiFiの整備も活発に行っているらしい。
スキル不足は自分を窮地に立たせて補う
問題は薄給という点と、高いスキルが求められることだろう。
ライターには最低賃金などない。最初のうちは頑張っても時給500円へいくかいかないかといった程度だ。報酬を上げていくには信用と人脈を作り上げる必要がある。そのためにはスキルと時間が必要だ。
僕はスキルアップのために離島という環境を利用できると感じている。逃げ場所が全くない。やるしかないという環境がライターとしてのスキルを磨き上げてくれるだろう。
ホームシックの不安
知り合いがいなくてホームシックになる可能性は捨てきれない。
離島に移り住むというのはそれまでの人脈を捨てるようなものだ。断捨離といえるか分からないけど、大きなものを捨てることになる。捨てる神あれば拾う神ありというが、果たして離島で友人は出来るのであろうか。コワーキングスペースで作業をしていれば、仲間はできそうだ。
または同じく噂を聞きつけて移住してきたクラウドワーカーと気が合いそうである。
生涯に費やす移動時間は創造力に影響する
こうやってリスト化して対策を立てておくと苦もなくできそうな気分になってくるから不思議だ。生涯に費やす移動時間は創造力に影響するという。長い距離を移動しているヒトの方が創造力は育つらしい。僕もその考えにならって、遠い九州の島へ移動したいと思っている。
浮世絵師、葛飾北斎は人生で93回も引っ越しをした。移動距離は分からないが、かなりの距離を移動しているはずだ。彼は断捨離の達人でミニマリストであった。
そういう生き方をしてみたい。面白そうだ。
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
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