電子タバコ「Glo(グロー)」用のネオスティックをシャグ(手巻きタバコ)を用いて自作する
はじめに
「Glo」は、ネオスティックを指して、タバコを楽しむ電子タバコである。
ネオスティックにはグリセリンを添加してあり、グリセリンを高温で気化させて、タバコの蒸気を発生させる。
バッテリー一体型なので、チェーンスモーキングをできる点は「アイコス」には無い利点だ。
ただ喫感は軽く、やや物足りない感じを受ける。
今回はそういった点を踏まえたうえで、美味しくて、キックの強い「Glo」を自作する感動秘話である。
シャグ + グリセリンでネオスティックの葉っぱを作る
必須なものは「ネオスティックのフィルター」「グリセリン」「シャグ」の3つである。
グリセリンは薬局に売っている。¥300程度。
ネオスティックのフィルターの為にネオスティックを買うのは複雑な気分である。
僕は霧吹きを合わせて購入した。
しかし、これは失敗した。霧吹きスプレーと思って購入したものは、直線上に液体を噴射するタイプであった。店員に場所を聞いて購入したのに、いい加減なものだ。
グリセリンは無害な物質であり、薬局には「ひび、あかぎれに」と表記されて販売されている。
フィルターとタバコ葉を分けて、フィルターのみとする。
少々もったいない気はするけれど、ネオスティック「強メンソール」をフィルターと葉に分解する。
フィルターを取りすぎてしまわないよう、注意して行う。
ネオスティックの葉っぱは、メンソールのため、混ぜるときに使えそう。残しておく。
シャグにグリセリンを添付して、混ぜる
グリセリンはねっとりした液体なので、小粒をシャグに数滴たらして混ぜる。
ちょっとした手間である。手はベトベト。
できた「グリセリン添加シャグ」
どう見てもベトベトで、グリセリンの量を間違っている。
とりあえず吸ってみる。口径はシビア
1本作ってみた。Gloにうまく入らない。
精密に6mmのタバコを作らないといけない。
もう一度、巻いて試しに吸ってみる。
「…吸えない」
吸えない。吸えないぞ!
よく見たら、フィルター横に通気穴をみつけた。どうやらこの部分を巻紙でふさいでしまうと、吸えないようだ。
通気穴を避けて、巻き直した。
感じたのは「吸えるけれど、何か違う」といった違和感。
おそらく、グリセリンの量を間違えている。
グリセリンの量を調整して吸いなおした
グリセリンでベトベトになっているシャグへ「ラスタブラック」を混ぜて巻きなおした。
黒タバコにしたのは味の変化を期待してのことだ。
今度は、Gloとほぼ同じ様に吸えた。
味はGloであって、残念
蒸気を吸ってみると、シャグの風味はほとんどしなくて、味わいは「Gloの味」だった。
これでは何のために作ったのか分からない。
コルツライチのライチフレーバーは飛んでいて、全く香らない。
総評「自作する価値はない」
本来美味しいはずのシャグをGloに使うのはもったいない。
風味はほとんど飛んでしまって残るのはGloの味である。
1本味わって見極めた。
なので、もうそれ以上巻くことはなかった。
グリセリンは本来の用途「ひび、あかぎれ」に使うことにしよう。