美しい寄木細工が目を引く万年筆、フィオレンティーナ・パラチオのレビュー
衝動的に買った万年筆が届いた
昨日衝動的に買った万年筆が続々と届いた。
- フィオレンティーナ パラチオ
- ノーブランドの木軸万年筆
- Parker 5th IM カスタムチーゼル
- プラチナ万年筆 ダブルアクション(多機能ペン)
なので、万年筆のセッティングや書き心地、問題はないか確かめていた。
まずはフィオレンティーナ・パラチオ
この万年筆はペン先はドイツ製、軸は寄木細工のイタリア製、アッセンブル(製造)は台湾と徹底的に分業されてつくられている。
中国で作られた粗悪品ではないのはひと目で分かった。
デザインからこだわりを感じる逸品
そもそもデザインから「真摯さ、こだわり」が感じられる逸品だ。価格を低く抑えている点に敬意を感じる(値段はおよそ¥3,000)
それでも¥3,000となると、一般的な文具からすれば高いという感覚もあるだろう。
しかし、万年筆だと安いほうだ。万年筆はメンテナンスをすれば長く使え、書き心地は他の文具とは比べ物にならない心地よさがある。だから愛される。
それに、長く使うことによってペン先が書き手に馴染んてくるのだ。インクカートリッジはピンキリの価格だけれど、どれを選んでもいい「価格が高い=良いもの」とならないのが面白い。
インクカートリッジはウォーターマンのミステリアスブラックをチョイス
箱を開封してインクカートリッジを詰める。付属のブラックカートリッジは使わずに、ウォーターマンのブルーブラック(ミステリアスブラック)を合わせた。このインクを使うのは初めてだ。
書いてみる。細字だ。書き味は良好
ドキドキしながら、ノートに筆記をはじめる。
おっと、意外と細い線である。LAMYのFと同じくらいか、EFよりは気持ち太い。
日本語に適していそうだ。
Mの太さを予想していたので、驚いた。
インクフローは良好。速く動かしても掠れない。ただ、まだ使い慣れていないせいか若干、紙面に引っかかりを感じる。
ブルーブラックに感動した
何より驚いたのはインクである。「ウォーターマン・ミステリアスブルー」
このインクの色が絶妙なブルーブラックでたまらない。しかも乾くと僅かに緑色の発色をするのだ。美しいインクである。ブルーブラックはこれを愛用しようと感じた。