Sunny Sometimes Bipolar Disorder

躁鬱病(双極性障害)筆者の日々を綴ります。連絡はTwitterまで!Twitter@hattix0828

Sunny Sometimes Bipolar Disorder

サイケデリック・トランス

友人と2人でクラブへ行った。何年ぶりだろう。
覚えている記憶をたどると、大阪で石野卓球のテクノイベントへ行ったきりだ。
今回は名古屋のイベントに行く。友人がイベントをネットで検索してくれた。

名古屋の大須にハコ(クラブ)はあるらしい。ヤフーカーナビで大須に向かった。

大須は夜の街といったイメージはなく、ガランとしていた。パーキングに1台もクルマが停まっていない「ここで場所は間違いないのか?」といった感じだ。
僕はハコの場所を知らない。友人の勘を頼りに向かう。

すると、どうだろう、徒歩5分くらいのところにハコはあった。外に重低音が響いている。
楽しそうな雰囲気にテンションが上がる。

料金は1ドリンクで4,000円、再入場は1ドリンク付で1,000円といった内容だ。あまり通わないので、高いのか安いのかよく分からない。
入って左右を見わたすと、8畳くらいの広さの部屋で10人くらいが踊っている。狭いし、規模が小さい「これで4,000円?」僕らは目を見合わせた。嫌な予感がした。

と、思ったのはつかの間だった。ちゃんと奥にメインホールがあった。かなり広い。そしてものすごい大音量である。レーザービームがきらびやかに光る。まるで映画のワンシーンのようだ。
ほっと安心して友人は酒を飲み、僕はコーラを頼んだ。

音楽のジャンルはいい感じだ。サイケデリックトランスといったところか、かなりコアな曲ばかりでポップな部分が一切なかった。事実、終わりまでボーカルが一切なかった。音のみである。
僕はポップなノリは嫌いじゃないから、いろんな曲を聴きたかったけれど、そういう趣向のイベントらしい。

午後10時に入店した時点で、客は男が9.5割といったところ、友人がたまらず「男ばっかりじゃねーか」とツッコミを入れていた。ハッキリいってむさ苦しい。友人と苦笑いしていた。
しかし、その心配は時間が経つにつれ解消されて、最終的に女性客は3,4割くらいになった。むさ苦しさはかなり緩和され、女性がセクシーに踊る姿が見られた。

音楽のジャンルがコアなので、来ているヒトも音楽好き、クラブ好きばかりなのが分かった。雰囲気が違う。
ポップな部分がなければ、こういった偏ったヒトばかりにならざるを得ない。

夜も老けて、午前2時くらいにはハコはヒトであふれていた。僕は少し気恥ずかしさもあり、全身で踊ることができない。手をどうしても上げられなかった。
メインのDJが演奏をはじめたのは午前2時30分だった。熱狂的な空気につつまれている。全力で踊ることにした。


あっという間に4時になった。そろそろ帰る時間だ。パーキングへ行くと相変わらず1台しか停まっていない。僕のクルマだ。
ハコには酒がつきものだから、クルマでくる方は少ないのだろうか。それとも都会っ子は自家用車を持っていないのか。近場のパーキングなのにガランとしていて疑問に思った。

その後、ラーメンを食べて帰り、自宅へ着くなり倒れるように眠った。