バーベキューのジレンマ
本日は友だちのイベントのお手伝い。
朝7:30には現地に集合と、いつもの仕事よりも早い時間に動いていた。
そんななかでも、6時20分に起きて朝一でゲームをしていた。さすがはネットゲーム中毒者である。
僕は友人と一緒に、駐車場の整理という仕事をすることになった。
まずは日よけのテントの設置である。これには風に手を焼かされた。突風で吹き飛ばないように固定するのに時間がかかる。40分くらいはかかったのではないだろうか。
そのほか雑務をやっているうちにあっという間に9時00分になり、イベントは始まった。
僕はこういうプレッシャーがかかって慣れない仕事をするときは、デパスを必ず飲む。
クスリは効いたかどうかわからないけれど、来てくれるお客さんに精一杯ていねいな誘導をできたと思う。
駐車場の誘導は、客が来ないほうが楽だ。これはあたりまえだ。
でも今日は違った。客で満車状態に近い。僕は友人と二人でさばいていたけれど、何せ本業じゃないので勝手がわからない。軽くパニックになりそうな緊迫した空気だった。
ピーク時には緊急用の駐車場を使うハメになった。嬉しいことなのだが予想外。てんやわんやだ。
正午を過ぎるころには客足は落ち着いてきた。みんなランチへ行ったようだ。友人と疲れたなと言いあい、テントのイスで小休憩をとった。
イベントは15時00分には終わりを迎えて、その後は打ち上げのバーベキューになった。
世の中でひとつ確かなことがある。それは『バーベキューは誰もが好きだと思い込んでいる人間がいること』だ。
僕は楽しさがわからないし、楽しいかなんてやってみないとわからない。要するに嫌いなのだ。『とりあえずバーベキューしとけばOK』という風潮にパンチをくらわせてやりたい。
炭をおこす光景を目の前に『また、テンションの無理強いが始まるのか』と感じていた。バーベキューでワクワクするヒトを演じるのだ。ただ、格好は演じられるけれど、目の輝きまでは投影することができない。
このあたりがまだアマチュア役者である。
おいしい肉が焼きあがって食べる。そこまではいい。
でも、片付けが待っているのだ。夜中の暗いなか片付ける手間ったらない。
そういった共同作業までを含んでバーベキューは楽しいとされているフシがある。
すこしアメリカかぶれすぎやしないか。僕はこの先も何度もバーベキューをする機会があるだろう。
その度に演じるのだ。世間体のための処方せんだ。
ブログを書くにも、バーベキュー中で帰れずに、疲れてクルマで休んでいる最中にiPadでこれを書いている。
まだ酒宴は終わりそうにない。
僕が酒を飲まないにせよ、こういった時間の強制にはウンザリする。
はやく自宅でチカラを抜きたい。