安定の不安
最近、うつにならない。いよいよ寛解に近づいてきたのかと、すこし期待している。
落ち着いている。ADHDの症状もいい方向に出ているみたいだ。
でもなにか物足りない。安定こそ僕の求めてきたものなのになぜなんだろう。
安定があれば不安定があるからだろうか。
僕たち躁うつ病の患者は安定という状態にほとんどならないといっていい。少なくとも僕はそうだ。プチうつか軽躁か、どちらかに傾いていることを実感できる。
やっかいなのはプチうつで安定してしまうことだ。低め安定。
僕は今春から夏にかけては低め安定で心は曇ったままでいた。ほんの少しの楽しみが大事だった。
それがいまでは、うつでも躁でもないのだ。ウソのような安定の時期である。連休に入って何も予定がないことも幸いしていると思う。
やっぱり、違和感を感じてしまう。安定という状態は慣れていないから、なんだか不思議な感覚だ。かといって不安な気分はなく。スッキリしている。
この状態のときにいろいろな決断をしたらいいのだろうか?
多動が収まって、一つのことに集中できるチカラがある。これは躁うつ病の症状ではなくADHDの症状だけれど。
しかし、器用にいろんなことをできなくなった。
このあたりちょっと複雑な気分。
と、ここまで書いてきたけれど、やっぱりなんだか悩んでいるみたいだ。
デパスは毎日1.5mgかならず飲むし、安定が怖いという矛盾した状態なのかな。こういった心境は久しぶりか、はじめてかもしれない。
しばらく落ち着いて、向き合っていこうと思う。