Sunny Sometimes Bipolar Disorder

躁鬱病(双極性障害)筆者の日々を綴ります。連絡はTwitterまで!Twitter@hattix0828

Sunny Sometimes Bipolar Disorder

解雇と躁転

はじめに

なんだか気分が空虚だ。うつなのだろうか。
いや、これは違う。
この空虚な気分は、画一的な生活に慣れた結果、刺激が足りなくなったというのが原因だと思う。

なんだか固い文章になってしまった。ようするに仕事に慣れてきて退屈してきたのである。
この心境は僕のADHD(注意欠陥多動性障害)の影響だと思う。熱しやすく冷めやすい気質を持っている。
冷めてきている。マズイ雰囲気になってきた。せっかくの良い職場なのに、悪いクセが出てきた。

ADHDは発達障害のひとつ

ADHDは発達障害のひとつだ。同じような障害に、アスペルガー障害、パーソナリティー障害がある。
それぞれの症状は異なるので混同しないようにしたい。
ADHDの特徴は注意力に欠けていて、集中力が無い。そのかわりに集中しすぎる(過集中)という症状がある。
過集中はまあ長所と捉えられなくもないけれど。注意力が無くて集中力も無いというのは短所としか見られない困った特徴だ。なので発達障害の枠に当てはまる。
しかし、朗報もある。ゆいいつ、治療薬の発明されている発達障害なのである。過去に用いられたのはリタリン。
リタリンの規制後はストラテラとコンサータという2つのクスリが治療に使われる。2つを併用するという医者もいるようだ。
僕はストラテラを処方されている。これはノルアドレナリンの吸収を阻害する。まあ集中力を高めるということである。

効き目を感じないストラテラ

これが効かないのだ。薬価が高いくせに、リタリンより効かない。医者にそのことを告げると「そんなことはない、感じないうちに効いているんだ」といわれた。そういうものらしい。
とにかく、効きめを感じていないけれど、飲み続けているクスリだ。

躁転して、上司に暴力を振るう

ADHDのせいなのか、双極性障害のせいなのか、僕は仕事は長続きしないタイプのようだ。まだ適職に巡りあっていないのかもしれない。
メンタルが崩れて失職することが多い。フリーライターの前職は飲食業をやっていたのだけれど、躁転して上司の胸ぐらを掴みあげてクビになった。笑い話である。上司はたしかに性格は悪かったけれど、暴力はいけない。胃を痛くしてでも従うべきだと思う。じゃないと社会は成り立っていかない。

不当解雇を理由に、会社を相手に民事訴訟を起こす

それで、躁転しているものだから、いきなりクビになったことを理由に、解雇予告手当をふんだくろうと、訴訟を起こす行動に出ていた。裁判所に相談したところ「みんな裁判を起こさないだけで、ほとんど勝てる」と言われて自信満々であった。なにせ電話を録音して証拠にしていた。用意周到である。躁のパワーはすごい。頭の回転が早い。

解雇予告手当とは

解雇予告手当とは、即日解雇をした場合、3ヶ月分の給料を支払う義務があるという制度だ。なので、いきなり解雇されて、給料がそこまでなら、不法になる。これは労働法で定められている。労使関係の平等化のための法律だ。不当な解雇を減らそうという狙いがあるのだろう。
労使関係は、どうしても労働者のほうが弱い立場になりやすい。だから労働組合があるわけだけれど、パートやアルバイトには当然そんなものはない。僕は1人で戦うハメになった。
短大に通っている時に労働法を専攻していたので、新鮮な知識があった。短大は夜間大学だ。そこへ通いながら飲食業に就いていた。
漫画の「カバチタレ」で得た知識でもあった。

母親の反対によって訴訟沙汰は取り消しに

しかし、母親になだめられて、訴訟騒ぎには至らなかった。


後から聞いた話では「100万円包んで、僕に訴訟を取り下げてもらう」という動きがあったらしい。訴訟に負けたら営業停止か、それに近い判決が下るからだった。解雇予告手当程度では済まないレベルだったらしい。

今考えると、訴訟は体験しておくべきだった

結果的に僕はお金を取りそこねてしまった。残念だ。解雇予告手当はもらえなかったばかりか、謝礼金さえもらえなかった。惜しいことしたものだ。
まあ、飲食業がブラックなのは分かったのでよしとしよう。
飲食業に限らず、客商売は、どれもブラック企業の要素があると思う。なかなか過酷だなと感じる。

躁病は怒りへ向くと凄まじい

自分では客商売に向いていると思っていたけれど、どちらかと言えばクレーマーに向いているようだ。躁転してクレームを入れはじめると止まらない。
ごねまくっている。この話はまたの機会に。
躁うつ病は怒りの方向へ傾くと恐ろしいものがある。

おそらく、殺人事件なども、躁うつ病のこじれで起きていたりするんだろうなと、他人事のように妄想していた。

 

カバチタレ!(1)

カバチタレ!(1)