北上
お盆休みの旅行計画を立てていた。目的地は佐渡ヶ島。1泊2日で行く予定だ。佐渡ヶ島は旅行としてはうってつけかなと感じる。なかなか行ける場所ではない。
僕は東海地方に住んでいる。佐渡ヶ島という場所は、一泊二日だとギリギリの距離である。旅路は本州を3つのルートを選べる。いずれも北上するという点で共通している。
滋賀、福井、石川、富山と日本海に沿って北上する北陸自動車道から行くルート。
長野を南北に横断する上信越自動車道ルートがある。
このあたりはまだ吟味しているところだ。
問題があった。本日はお盆休みの約1週間前だ。旅行計画を立てるにはギリギリ過ぎた。宿、交通機関、行楽地、全ての予約がギッシリ詰まっているのである。
宿は、グーグル検索でさらりと出てくる有名なところはおさえられていて、泊まれない。となると、必然的にマニアックな民宿になるのだけれど、これは逆に良い効果だったかなと感じる。民宿の方がいい部分がたくさんある。人情を感じるには民宿が一番だ。
新潟で遊ぶことも予定に組み込みたかったけれど、どうやらその余裕はない。それならば、佐渡ヶ島観光を満喫した方がいいという結論になった。
なので直江津からカーフェリーの旅客席で渡ることにしたのだけれど、13日は朝の4時からの便以外は満席。14日になんとか席を確保できた。けれど、一等席だ。プアーな自分にはハイカラすぎる。
ちなみに帰りの便も予約が満タンだったので一等席になった。快適な船旅になるだろう。
僕は東海地方に暮らしている。面している海は太平洋につながっている。
太平洋しかみたことがないくらい、僕の中で海といえば太平洋というイメージである。
日本海というのは、みるだけでテンションが上がる魔法の海、旅行気分が満喫できる海だ。眺めるだけでも、かなりの距離を移動しなければならない。その海を今回の旅ではフェリーで渡る。日本海の孤島へ行くのである。想像するだけで旅行といったムードだ。よい旅になるだろうと期待が膨らむ。
今年のお盆は読書漬けかと思っていたけれど、友人とスケジュールが一致して、旅へ行くことになった。久しぶりにコンデジを使うことになりそうだ。
僕の持っているコンデジはSONYのDSC-HX9Vというモデル。2012年製で、値段も性能もお手頃なものだ。今では珍しくもなんともないけれど、逆光補正HDR機能が付いている。動画も撮れて規格がAVCHDフルハイビジョン(1080p)と汎用性があり、気に入っている。
当初は親父へ父の日のプレゼントとして買ったのだけれど、父はカメラにこだわりがあり。CASIO製のデジカメが好きだった。SONY製のデジカメには興味がなく、結局僕のものになってしまった。
手に入れた当初はいろいろな写真を撮って楽しんでいた。けれど、そのうち持ち歩くのが面倒になってきて、オークションの写真を撮る機械に落ちぶれてしまっていた。
それに、カメラを構えるというのは仰々しい。
なんだか、カメラはダメだけれどスマホのカメラならOKみたいな空気がある。
ただ、旅行となると別である。スマホで済ませてもなにも問題ないけれど、わざわざカメラを使うということに意味がある。ムードの問題だ。
よい写真がとれれば、ブログが旅行日記になるかもしれない。たまにはそういう趣向もよいかもしれないなと感じる。
気が向いたら書いてみよう。