Bipolar Disorder Of Life

躁鬱病(双極性障害)患者が日々を綴ります。連絡はTwitterまで!返事は必ずします。Twitter@hattix0828

精神医学の未来はシンギュラリティに間に合うか

はじめに

Youtubeで立川談志の蜘蛛駕籠(くもかご)を聞きながら、1968年の星新一のエッセイを読んでいる。
今は2015年だ。われながら、古風なことをしている。ただ、分かったことは。落語を聞きながら本を読むのは困難だということだ。全く別のことをリアルタイムに聞き分けるのはかなり辛い。練習すればできるようになるのだろうか。

それに、立川談志も星新一も死んでいる。僕は死者の声を聞く霊媒師のようだ。
なんて、ベタなセリフが浮かんできた。
死者の声を聞く霊媒師のようだ。とは、古典を読んでいるヒトは誰しも感じることに違いない。たくさんの手垢のついたセリフだ。もっと気のきいた表現はなかったのだろうか。
まあ、死者の話を聞いている不思議な感覚を体験したのは確かである。


落語 「蜘蛛駕籠」 立川談志 - YouTube



人工知能の進化

霊媒師で思ったけれど、僕が将来想像する未来では、人工知能と会話ができるようになっていると思う。完全な自分のコピーの人工知能をつくることができるようになるに違いない。たとえば僕が死んでも、自分そっくりの人工知能が残るというわけ。そして、人工知能は歳を取らないということに嫉妬しそうである。


2045年、シンギュラリティで永遠の命を

2045年には、シンギュラリティ(技術的特異点)が起きて人工知能が全人類の知能を上回ると言われている。確かに今の勢いでコンピュータが発達していくと夢ではなさそうだ。
できれば医療も比例して著しい発展をしていて欲しい。銀河鉄道999のように機械化して永遠の命を得るという行為が現実になっていれば死を恐れて暮らすこともない。
もっとも、僕たち双極性障害のヒトは、死を恐れるどころか、定期的に求めてしまう体質にある。機械化して死なないとならば永遠の憂うつに支配されるというわけで、恐ろしいことこの上ないとも想像できる。


近未来の精神医学

精神医学は近未来でどう進化していくのだろうか。今のところクスリを飲むという方法でしか治療ができないけれど、外科手術で治療ができる日がくるのだろうか。それとも、効果がもっともっと素晴らしい抗精神病薬が開発されるのだろうか。

それとも、ナノマシーンが脳を修復するようになるのだろうか。


治らないという残酷さ

躁うつ病患者は、病気の事で時に落ち込む。寛解ということはあれど治らないという事実があるからだ。死ぬまで症状が続くのかと滅入ってくる。他人には到底理解できない辛さだ。
なんとか辛さを紛らわそうとネットで検索すると、「原因不明、根治治療は不可能」という。現代医学のレベルにぶち当たる。躁うつ病は原因不明で治らないのだ。

クスリはサプリメント

僕の通っている医者は賢くて、ストレートに「治らない」とは言わない。骨折をしているヒトが松葉杖が必要なように、僕にもクスリの助けが必要なのだ。というような表現方法をとる。
僕はその考えに同調しているので、悲観的に「治らない」とは感じていない。サプリメントのような感覚でクスリを飲んでいるというのが正直なところだ。
僕は年中ビタミン不足で、それをサプリで補っているというような感覚である。

2045年に躁うつ病は治らない

躁うつ病の当事者から未来の医療を考えると、2045年に躁うつ病は治るとは思えない。相当治しにくいのだろうと素人ながら考えてしまう。躁うつとは性格でもあるからだ。性格を医療のチカラで矯正できるなど荒唐無稽なコトに感じる。
僕はADHD(注意欠陥・多動性障害)だ。コレも治らない。一生飲むクスリとしてストラテラ(選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)を処方されている。けれど効き目を感じない。現代医学はこんなにも無力なのかと感じている次第である。

投薬を否定するという治療法

世の中には精神病でクスリを信頼していないヒトがたくさんいる。効かないので医者へ行かず、投薬治療をしていないヒトもいる。クスリをやめれば快方に向かうと淡い期待を寄せるひとがいる。僕はその気持を十二分に理解できる。
飲んでも飲んでも治らないのだ。風邪に例えれば、いつまでたっても治らない風邪薬を飲んでいるという状態である。クスリなど無意味だという考えが浮かぶのは当たりまえだ。

どのように慣れていくか

僕はそれよりもなんとか病気に慣れることが大事だと思っている。躁うつ病になって12年だ。まだコントロールしづらい。働きながら暮らす。という普通の生活を送るのが、階段を登るかのようにだるく感じてしまう。
できればこの辛さを感じないようになりたいものだ。
それには精神医学の進歩と、具体的なセルフコントロールの方法を習得する必要がある。

セルフコントロール

セルフコントロールにおいて、僕が重要だと思っているのは体内時計だ。決められた時間に寝て、起きる。これだけでいくつかの症状は改善する。たったこれだけのことだけれど、確信を持っていえる。それ以外はまだわからない。

あとは瞑想に効果がありそうだと、いま試しているところだ。僕も自分なりに、未来を考えている。

 

きまぐれ博物誌 (角川文庫)

きまぐれ博物誌 (角川文庫)