Bipolar Disorder Of Life

躁鬱病(双極性障害)患者が日々を綴ります。連絡はTwitterまで!返事は必ずします。Twitter@hattix0828

精神障害者雇用の身体・知的・精神の割合について

はじめに

ブログの継続日数が30日を突破した。
と同時に、職について60日になる。
きりが良いので、今回は精神障害者雇用について話をする。

職場は特にパワーハラスメントはなく、精神衛生上好ましい。この点は素晴らしいと感じている。
これは僕特有の性格なのか知らないけれど、男性の顔と名前は全て一致するようになった。職場は60人である。うち半数は女性だ。
こまったことに女性の名前が覚えられない。まだ半数も覚えていないのではないだろうか。

精神障害者の割合の低さに驚く

それにしても、よく精神障害者雇用で仕事に就くことができたなと感じる。
というのは、僕の住んでいるところは障害者雇用率が都道府県別ワースト○位というひどい状態だからだ。
それに、障害者雇用の内訳は、インターネットで調べたところ、身体障害者が約76%、知的障害者が約20%であるのに対し、精神障害者は約4%と段違いに少ないのである(参考サイト http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39359

「精神障害者は4%」の比率をみて、目がくらんだ。僕には精神障害者の知り合いがたくさんいる。Twitterを含めれば何百人になる。分かりやすく計算すれば(この計算は間違っているけれど)仮にフォロワーが100人であるとすれば、そのうちの4人しかオープン(病気を打ち明けて)で働くことができないという数字である。実際はもっと少ない気がしてならない。

「うつは心の風邪」は大失敗なキャッチコピー

精神障害、例を挙げるなら抑うつ症状というのは、非常に辛い。不安感、情緒不安定、感情の鈍化、倦怠感、食欲の増減、入眠障害、頭痛、神経痛 などなど、あげていけばきりがない。
「うつは心の風邪」というキャッチフレーズが流行ったが、あれは完全に間違っていると僕は思う。症状は風邪よりもよっぽどたちが悪い。精神疾患の罹患率からして、心の風邪というフレーズが使われたのだと思うけれど、誤解をあたえる表現である。

うつは黒い犬


このあたり、例えが難しい。僕はとっさに「うつは心のガンである」というフレーズが浮かんだけれど、ある意味ガンであるかもしれないが、すこし誇張表現だと感じるあたり、的確な表現ではないだろう。
秀逸な表現として覚えているのは、双極性障害のイギリスの政治家、ウィンストン・チャーチル(1874~1965年)がいった「うつは黒い犬」という言葉だ。



うつは他人にわかりづらい

なんにせよ、うつというものを世間一般のヒトは知らなさすぎる。映画や漫画、小説には、うつを的確に表現した人物が出てこない。
有川浩の「フリーター、家を買う」という小説(ドラマ化された)にはうつ病になった母親がでてくる。

暗い部屋で、視線はどこを見ているわけでもなく「ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返しつぶやいている。といった描写であったけれど。はっきりいって「そんな分かりやすいうつがあるか」と感じた。

読んでいてしらける部分だった。
僕は双極性障害であるが、躁うつの症状ははっきりいって自分でもよく分からない。その時その時によって異なる挙動がある。



精神疾患と哲学は合わない

精神病というものは難しい。でも、僕はその難しさに惹かれている部分もある。人間とはどれほど複雑なんだろうと、神秘的な気分になるのだ。ときに哲学的になったりもしたが、生きる意味を考えるのは精神疾患の人間がすることではないと感じてやめた。だから哲学という視点でものを考えることはない。



ドブさらいの仕事でさえ書類選考で落とされる精神障害者

身体障害や知的障害は周囲からみて、まだ分かりやすく、どういった仕事ならできるかという目安をつけることができる。
しかし、精神障害というものは、分からない。このヒトならこういった仕事を任せられるということが分からない。
だから僕は、障害者雇用枠のドブさらいの仕事に応募したけれど、書類選考で落とされた。カンタンな仕事なので、面接くらいはという気持ちがあったから、非常にイラついたのを覚えている。

しかし、いま考えるとそれをできたか分からない。結局のところ勤めてみなければ、精神の均衡を保てるかは分からないのだ。
そういった点から、精神障害者の雇用率が極端に低い理由が分かる。

僕は過去に、精神障害者の仕事形態としてクラウドソーシングを奨める内容の記事を書いた。突飛な内容であると感じるかたもいるかもしれない、しかし本人は真面目に考えて書いたつもりだ。薄給だが融通のきく仕事である。
仕事に迷ったときは選択肢に入れてみてほしい。

 

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フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫)

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