Sunny Sometimes Bipolar Disorder

躁鬱病(双極性障害)筆者の日々を綴ります。連絡はTwitterまで!Twitter@hattix0828

Sunny Sometimes Bipolar Disorder

3

最近、読者数が晴れて50人を突破した。僕としては42と49は縁起の悪い数字ではやく過ぎ去って欲しいと思っていた。42は「死に」49は「死に行く」だ。
それに引き換え、僕は3という数字が好きだ。三国志、三銃士、三つ巴、三権分立。3はなにかとバランスがよく感じるのである。

僕は15歳の頃から煙草を吸っていた。高校では煙草で2回停学をくらった。
1日に最低30本は吸っているヘビースモーカーだった。
下手をすると3箱(60本)吸う時もある。とにかく煙草が大好きだった。仕事場は禁煙だったけれど、時々トイレで吸っていた。上司にはバレバレだ。しかし、黙認する職場であった。

25歳のときに禁煙をした。実はその前にも1週間だけ禁煙をしたことがある。近所にスターバックスコーヒーが新規オープンしたからだ。働きたいと思った。21歳のころである。スターバックスは禁煙だ。タバコの口臭がしている店員さんをみたことがない。なので新規オープンスタッフの募集を見て煙草を辞めた。そして間もなく面接になるのだけれど、あっさり落ちてしまった。
禁煙するくらいやる気があった僕を落とした面接官は見る目がない。今頃立派な店長になっていただろう。
不採用の結果を聞いた日には煙草を吸っていた。

25歳のときの禁煙は、スポーツジムへ通いだしたことがキッカケだった。体を鍛えているのに煙草を吸っているのは、本末転倒ではないかと強く思ったのだ。なんとかして煙草を辞めたかった。なので本を読むことにした。「禁煙セラピー」という有名な本だ。その本は禁煙に対しては権威ある本で、煙草が嫌いになるように書かれている。目安として3日、3週間、3ヶ月、3年に禁煙の波があると書いてあった。
禁煙が苦しくなる山場が3にちなんでいるのである。

本も読んで決意をしてやめることにした。当時はもうニコチンパッチがあったのだけれど、僕は根性でやめる方法をとった。
ニコチン中毒は非情なものである。生活習慣にガッチリと根付き、食事をとるのと同じくらい強い欲望を引き起こす。喉が渇いているのに水を飲まないような我慢が強いられる。

当時の僕はニートだった。禁煙3日間は寝たきりでニコチンの離脱症状に耐えていた。やることもなく寝たきりで我慢だ。ヘンな汗がびっしり出ていた。
本に書いてあった3日は真実であって、3日間がまず山場だった。それを乗りきれば楽になってくる。
そして医学的な視点から、3週間で体内のニコチンが全て排出されるのだ。身体的依存は完璧になくなる時期といっていい。
ただ、煙草は精神的依存も強い。イライラしたら吸いたくなるし、食後にはデザートを食べるかのように煙草が欲しくなる。これはなかなか消えてくれない。
そういった無意識レベルで根付いている依存が消えるのが3ヶ月くらいになる。
僕は禁煙をはじめると同時にスポーツジムで激しいトレーニングをはじめていた。なんせニートである。時間はたっぷりあった。
週に3回はトレーニングをしていた。ウェイトトレーニングの本を読み、インストラクターの話を聞きストイックに体を鍛えていた。気が付くとウェイトトレーニングは何よりも楽しい趣味になっていた。だから禁煙をできたことを嬉しく思っていたし、ぶり返して吸いだすようなことはなかった。

それから一本も煙草を吸ったことがない。一口だけ葉巻の煙をもらったが、ニコチンの味が美味しかったのですぐに吐き出した。本来、僕は煙草が大好きなのだ。一本が命取りだと肝に銘じている。

今の時代に煙草は似合わない。吸う場所がない。煙草が似合うのは、パチンコ屋か居酒屋くらいだ。しかも1箱450円という高い値段になってしまっている。僕が吸いはじめたころは250円だった。

それに、僕は最新のデジタルガジェットが好きだ。パソコンやiPadにヤニが付くのは耐えられない。
吸い出せば1日30本吸うのが分かっているから、逆に吸いたいと思えないのだ。

そろそろ禁煙をして10年になる。10年経つと、肺は健康なヒトと同じくらいにキレイになるらしい。
肺の写真が撮れればみてみたいものだ。

 

基礎から始めるウェイトトレーニング

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