Sunny Sometimes Bipolar Disorder

躁鬱病(双極性障害)筆者の日々を綴ります。連絡はTwitterまで!Twitter@hattix0828

Sunny Sometimes Bipolar Disorder

21世紀に生きる君たちへ

司馬遼 太郎の「21世紀に生きる君たちへ」という本を借りた。その中には短い文章で僕達へのメッセージが書かれていた。
自分に厳しく、相手にはやさしく。
いたわりとやさしさを忘れず。他人の痛みを感じることを忘れないようにと書いてあった。

僕は、暇だった。めずらしく、過去の日課であったブログめぐりをしていた。75コのブックマークを同時に開く。
僕がMacBook Airに不安を持つのはこの時だ、CPU使用率はMaxになり8GBあるメモリも不足する。75コのサイトを同時に開くにはスペック不足だった。CPUは1.3GHz intel Corei5 2コア2スレッドという省エネ少パワーである。
その点、家にあるWindowsのデスクトップは優秀なスペックだ。CPUは3.4GHz intel Core i7 3770 4コア8スレッド それでもエネルギー効率は昔よりかなり良くなっている。省エネハイパワーなCPUだ。メモリは12GBを搭載している。このパソコンでなら75コのブックマークを同時に開いてもサクサクと動く。
そんなパソコンがありながら、僕は家にあまりいない日々が続いている。ブログ更新に使っているアプリがMaciOSにしか対応していないという理由もある。けれど、なんといっても外のほうが集中しやすい。今日はコメダ珈琲にいた。

MacBook Airが熱くなってきている。たくさんブックマークをタブで表示したからだ。CPUはフル稼働すると発熱する。処理が終わって表示されるまで5分くらいかかった。僕はひとつひとつブログを覗いていった。
とあるブログに目が止まった。うちのブログに似た、文章がズラリとならぶタイプのブログだ。
書き手はある程度のプライドがあるらしく、いつも何か上から目線のような文章を書く。ブログの勉強会を開いていて、ブログの活動は熱心なようだ。3行ほど読んで感じたのは。
「目を疑うほど悪文だ」ということだった。僕が嫌いな接続詞だらけの文章だ。こんなレベルでも、勉強会を開いて、上から目線のブログが書けるのだから驚きだった。あまり読者がいないブログではあったけれど。
司馬遼太郎の透きとおるような名文を読んだ後だったので、なおさらひどく感じて気分が悪くなった。

世の中にはプロブロガーという職業の方がいる。ブログを書き、そこで発生した広告収入でメシを食べているヒトのことだ。
ではプロブロガーは文章力が高いのか?という疑問がある。
僕が思うにはそれほど高くはない。
プロブロガーが運営するブログはニュースブログであることが多い。いろいろな面白そうなニュースを書き手のセンスで世界中から集めて、そのネタでオリジナルなサイトを作り上げている。
なので、文章力よりもネタを選ぶセンスや、どの写真を使うかなど、ニュースをプロデュースする能力といったものが優れているといえる。総合的な能力とでもいうのだろうか。

当然のようだけれど、ブログは話題のネタを書いたほうが注目されて、よく読まれる。文の良し悪しは二の次だ。とりあえず、読めるレベルなら問題はない。

僕のブログは、僕の脳裏に浮かんできたキーワードを繋いで一つの文章にしているだけだ。だからタイトルと関係ない話が交じっている。狙うところはエッセーの要素があるブログだ。わざわざ新鮮な食材を探さない。むしろ干物のような食材、司馬遼太郎の話を最初に持ってきた。
彼は自分は21世紀まで生きることはないだろうと予想して、予想どおり、1996年にこの世を去った。21世紀を見ることができずにこの世を去った司馬遼太郎は、このようにウェブで自著「21世紀に生きる君たちへ」を紹介されると予想がついただろうか。そういう面白い着想も浮かんでくる。

 

対訳 21世紀に生きる君たちへ

対訳 21世紀に生きる君たちへ