Sunny Sometimes Bipolar Disorder

躁鬱病(双極性障害)筆者の日々を綴ります。連絡はTwitterまで!Twitter@hattix0828

Sunny Sometimes Bipolar Disorder

ムヒ

今日は6時に起きて、職場の近くのコンビニで朝の読書をして、始業時間を待っていた。
読む本は「シンプルを極める」という本だ。

読み進めていくと、この本の徹底的な追求心がわかる。例えば
”本物の自由、これは自分に対し全く無関心の状態をいいます”
といった文だ。考えさせられる内容である。
とりあえず、「自分に対して無関心とはなんぞや?」となった。

深いのである。この本は序盤からこういった調子である。シンプルさについて、日本の禅の文化や、仏教の僧の話を持ち出してくる。僕は本を読み終わったら3台あるPCは1台になっているだろう。もしかしたら断捨離をはじめるかもしれない。下手をすると出家するかもしれない。それくらいにガチンコだ。
この本は僕にはめずらしく、古本で500円出して買った本だ。いつもは100円の本ばかり狙っている。
Amazonの評価も高く星が4つついている。だから内容が深くてもマジメに読んでいる。
ただ…朝方は僕は睡眠薬が残っていて眠い、そんなときに「本物の自由」について説かれても困る。眠い。非常に眠い。気がつけば30分間は眠っていた。
アラームが鳴る。もう仕事場へ行く時間だ。

僕の近所にはブックオフが1件ある。僕はそこでよく100円の本を買うのだけれど、ハッキリいってはやく潰れてくれないかなと思う。
なぜなら、閉店セールで50%オフとか70%オフで本が買えるからだ。その機会に普段は手を出さないお高い本を買いまくってやりたい。
100円の本は隣町のブックオフで買うので、どうか願いが叶って欲しい。少し遅いが、七夕のお願いはこれにしよう。

県下最大級のブックオフが一年前、潰れた。大型ショッピングモール、イオンの中にあった店舗である。
このときのセールは3回ほど通った。なにしろ行く度にセールの割合が上がっていくのである。40%、50%、70%…。こうなると人気作家の棚はチリひとつ残っていない。本当に需要のない、売れ残りの本しかないのだけれど、それでも僕は探しに探して20冊は本を買っていた。
ただ、ここのブックオフは大きかった。僕は本を買いに行く場所が減ってしまい、悲しい思いをしている。
でも近所のブックオフは潰れてもいい。セールが恋しい。
大丈夫、隣町にブックオフはある。

あっという間に午前は終わり、午後になった。
これからは、仕事がなさそうだ。なんだか窓際族の哀しみを少しは理解できる。
僕は職場に入ってきた虫、でっかいハエを追い出す仕事をしていた。といっても追いかけ回すわけにはいかない。僕はただ、もよりの窓を全開にして出て行ってくれるのを祈るだけだ。
トイレへ行って帰ってきたらハエはいなくなっていた。ちょろい仕事だった。
でもトイレに同様なハエがいたので、そいつもなんとかしなければならないと思った。

蚊の退治もした。昼すぎに、白昼堂々血を吸いにきたヤツがいたのだ。蚊は昼間は目立つ。黒い点が移動していれば、潰すに決っている。
僕は蚊は嫌いだ。何と言ってもかゆい。ムヒを職場用に買ってこようと思った。

今回の蚊は手ごわかった。蚊の中にもたまに頭脳を持った蚊がいる。強敵があらわれた。
パチン、パチンしてもひらひらと避けて致命傷を与えられないのである。10回はスカッた。
11回目にやっと蚊をやっつけた。「悪は去った」と言った。

そろそろ、蝉が鳴きはじめる。僕の家には蝉の幼虫が羽化する木が一本ある。午8時から10時くらいに地中からでてきて真っ白な体を羽化させる。その動きは神秘的だ。5年くらい地中にいて夏の一瞬だけ生きるのである。ホタルとよく似ているなと感じる。
ただ、ホタルほどかわいくないのが残念だ。
ムヒを買って帰ろう。

 

【指定第2類医薬品】液体ムヒS2a 50mL

【指定第2類医薬品】液体ムヒS2a 50mL