Sunny Sometimes Bipolar Disorder

躁鬱病(双極性障害)筆者の日々を綴ります。連絡はTwitterまで!Twitter@hattix0828

Sunny Sometimes Bipolar Disorder

ストラテラ

今日は朝6時に起き、瞑想をした。
朝の瞑想は辛い。でも僕は朝やると決めた。
決めたからにはやる。腹式呼吸をした。マントラを唱える。
しかし、すごい量で意識が浮かんでくる。朝は眠りから覚めておらず、夢の成分が頭に巡ってくるのだ。瞑想とは、頭を空にするということだから、夜やるべきなのかもしれない。
月曜日は過去3回体験したが、いつも暇だ。
朝からのんびりコーヒーを飲んで職場へ行った。
セキュリティシステムが鳴っている。同僚は無視しているが大丈夫なのだろうか、このあたり、日本は平和だなと感じる。
午前中はまともな仕事はなく、休日の日記を書く時間に当てた。
書いた文字数は5,000文字におよんだ。
僕は書くスピードを把握していないが、プロでおよそ1時間に2,000文字だという。
単純に考えれば2.5時間分もの文字を書いたということになる。
これだけ書けたのには理由がある。休日に日記のネタを少しずつメモしておいたのだ。なので、今日はテーマにそって書くだけだ。
文章は書くより、テーマを考えるほうが難しいと僕は感じる。ひらめきのようなものが必要なのだ。
何を書くか考えるのが決まっていると書くスピードが増すのである。

午後
梅雨の湿気が体にからみつく。そんなことを思いながら、日記を書く作業へと戻った。
僕は地元に友だちがいる。
友だちのグループはいわゆるマイルドヤンキーだ。
僕もその資質をいくつかもっているのだろう。だから、グループにいることができる。しかし、僕は自分をマイルドヤンキーとは思わない。この辺りが集団に溶け込むエネルギーとして欠如している点だと思う。
躁うつ病ADHDといった特異な部分も影響しているだろう。余談だが躁うつ病ADHDは多いらしい。
ADHDとは注意欠陥・多動性障害という発達障害で、専用のクスリがある。
ただ、この病気に批判的な意見もあって、「ADHDとは現代の精神医学が金儲けのために病名を付けただけにすぎない」という声もある。
アメリカ精神医学界で生まれたこの病気は、日本にも浸透し、メジャーなものとして認識されつつある。
ADHDのクスリは高い。今はストラテラというクスリが処方されている。薬価が1錠約300円もする。そのうえ僕には効果がよくわからない。
過去は違うクスリをもらっていた。リタリンをもらっていた。リタリンといえば乱用が社会問題になり、現在ではナルコレプシーの患者にしか処方されなくなっている。
このクスリは1錠でよく効いた。薬価も約10円だった。なのでADHDの特効薬はリタリンなんだと思う。
もう永遠に手に入らないけれど。
一度くらい乱用しておくべきだったかな。気持ちがよいのだろうか。

しっかりとしたリマインダーを制作するとうつに効果があるという。
リマインダーとはチェックリスト、タスク管理だ。
MaciPhoneにはリマインダーというアプリが標準で入っている。
リマインダーがしっかり機能していると、自分のやりたいことや、やらなければならないことが一目瞭然で分かるので悩むことがない。なので、行動に移しやすく、悩みが和らぐいというわけである。
僕はリマインダーの一歩先をいくGTD:Getting Things Doneという方法で自己管理をしていたことがある。GTDは毎週1時間、なにをするかリストで書き出さなければならない。
GTDをやりはじめたのは、躁うつ病の躁の時期で、行動力がある時期だった。
GTDはリマインダーを高機能にしたようなものなので、専用のアプリが必要となる。Doit.imというクロスプラットフォーム対応のクラウドアプリを使用して管理していた。
結果はまあまあといった具合だった。当時は自分の行動をタスク分けする作業が楽しかったし、使いこなせてはいた。
しばらくして、ひどいうつが来て止めてしまった。
今ではスケジュール化されたライター(前の仕事)の毎日のタスクが表示されるだけだ。
これが結構うっとおしい。
時間を作って現在のタスクに組み直さないといけない。

暇な時間がやってきた。どうあがいても暇だ。日記のテーマもない。しかし、まだ仕事が終わるまで2時間の時間がある。恐るべきことだ。
どうやって過ごせばよいのだろう。書く以外にすることがないのに、書くネタが無いといった状態だ。出来事がない。オフィスのデスクに縛られているだけで、不自由極まりない。
「拘束されること」つまり「時間」が仕事のストレスだと認識しているので、時間をリアルに考えることは当然のように感じてはいる。
とりあえず、やれることを探した。
暇だったので、MacBook内の不要ファイルの削除作業を行っていた。なぜがPDFで同じファイルが4つも5つもある。これらはファイル同期ソフトの同期失敗からできたゴミファイルだ。今まで整理する気にもならなかった。
けれど、今は暇でやることが全くない。唯一できることを見つけた気がした。

PDFの中には短大時代の自分の小論文があり、読みなおしたりして、学生当時の気分を思い出したりしていた。

僕は2008年から2011年まで夜間の短大に通っている。もし、精神を病んでしまい。学歴が高卒で、現在アルバイトの方がいるなら、夜間の短大へ通うことを是非オススメする。大学というのは人付き合いをあまり必要としない。クラスという概念もなく、多少コミュ障であっても学業に専念することが可能だ(教授とのコミュニケーションは必須だが)
僕はごく少数の仲間と一緒に学校生活を送っていた。当時の生活サイクルは
午後5時から9時まで学校。10時から午前1時までアルバイト。午前5時から午後3時まで睡眠といった感じだ。
高校時代あまり賢くなかった自分でも入れたので、入試の心配はあまりしなくてもよいと思う。
また、学生となると、各種学割が使えるし、国民年金も猶予期間が与えられて支払う義務がなくなる。自分のキャリアアップに最適だ。仕事を4時間程度に抑えることができれば、比較的楽な生活ができるように思う。勉強の楽しさを再認識して欲しい。
僕はこの時、うつ病診断であったので大きな波があったが、幸運にも躁の状態が続き、卒業間近にひどいうつに転じた。躁の間の前半戦で単位を余分に取ってあったので、なんとか留年することなく卒業することができた。
卒業後はひどいうつになり、当時勤めていたアルバイトを辞めることになってしまう。まだ躁うつ病の診断が出るのは先の話であった。

ファイルの整理から学生時代の簡単な話ができた。このように回想を交えて日記を書くとネタもいろいろ出てくる。
暇な時間は発想力を磨くことに使うようにしよう。

MacBookAirのバッテリーレベルが13%になった。バッテリーは7時間持つ。
なのでざっと6時間もMacBookを扱っている計算になる。
勤務時間は7時間45分だ。
計算すると今日は仕事があったのは1時間45分しかなかったということになる。
「どうゆう仕事だ」
僕は愚痴をここに書かざるをえない。
とはいえ、嫌な上司や同僚はおらず、ストレスは最小限である。

元ライターの経歴がこんなところで生きるとは思わなかった。文章作成の最低限のコツは心得ているから、思ったことを文章にすることで暇つぶしができている。

文章作成という行為が奥が深い。
昨日、スタバで日記に客の数と雰囲気を書くことを思いついた。
そのときに、どういう情景であったかを文字に起こそうとすると、できないのである。
リスト化して書けばこうなる。
今スタバにいるのは、
・男が3人
・女が1人
・若い家族
・女の2人組
・ほのぼのしている
ここまでは書ける。しかし、若い夫婦の様子がどうであったか、女性の2人組はどうであったか、席の配置は、など、鮮明に文字で伝えることが出来ない。頭で思い浮かべることはできるのだけれど。
その様子を鮮明に表現できるほどの文章力が備わっていないことに、僕は歯がゆさを感じる。まだまだ表現能力が低い。
のびしろがあると思う。それはこのまま仕事が暇ならば伸びていくだろうし、さらには、そういったことにワクワクしなければ、仕事が苦痛に感じてしまうだろう。

仕事が後8分で終わる。
文章はスマートじゃなければダメだ。というのが僕の持論だ。余計な接続詞や、まわりくどい文章はさけるべきだ。
しかし、書くことがないとどうしても余計な肉がついた文章ができてしまう。今日の日記はその典型的な例だなと感じる。
3000文字4000文字書けるテーマが欲しい。しかしそんなテーマは、ほんの一握りである。
僕はこの散文をどうやってまとめていくか、考えて行かなければならない。

仕事は終わり、コーヒーを買って家に帰ると、司馬遼太郎の「義経」が待っていた。そのページ数507ページにもなる。150ページまでは読んでいた。
しかし、文章は二段組で、昔の書物らしく、文字が細かい。「仕事終わりに読むには量が多すぎるな」と思った。
僕自身、躁転しているわけではない。状態は低め安定。プチ鬱の状態なので、疲れを感じていた。
仕事が暇だったことにではなく。この日記を含めて9000文字の文章を書いた頭脳労働(作家は肉体労働ともいう)にである。
それでも文章力の着想の種になる読書をしていた。さすがに義経は面白い。気がつけば10時半になっている。クスリを飲んで眠る時間になっていた。
うつっぽい疲れを感じ、エビリファイセロクエルデパスロヒプノールを飲み、早めに眠ることにした。

明日は休みで一ヶ月に一度の通院日だ。先生には状態は良いけれど、仕事内容の悪さを伝えて、対応策を伺わなければならない。先生は認知行動療法の才がある。何かよい知恵を与えてくれるだろう。

 

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術